Jinzenji Dental Clinic 秦泉寺歯科医院 TEL.088-825-2888 〒780-0021 高知県高知市中秦泉寺45-2F

咬合再建
(高年期65歳~)

8020達成者

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8020達成者

80歳で20本以上の歯を有している人を表彰しよう!という8020運動に患者さんを紹介し始めたのは、恥ずかしながら最近のことです。
初めて、「8020の表彰に紹介しましょうか?」と軽く声を掛けた患者さんに怪訝そうな顔で断られたので、それから何となくお節介な気がしていたのです。

熟年夫婦 平成21年は1名、22年は3名紹介させて戴きました。
ブログにも、ちょっと紹介記事を書いています。

http://blogs.yahoo.co.jp/jnznjdc/archive/2010/12/04

自分の歯で好きな物をおいしく食べることは食欲という人間で最後まで残る欲望を満たすこと。生きようとする糧になりますよね。

毎年、何人かをその表彰式に紹介できるという事は当院にとっても、たいへん嬉しく光栄に思うことです。

ここでは、ちょっとエピソードを添えて 患者さんの記録を残してみようかと思います。

レントゲン1

初めて、8020表彰式に紹介した女性の患者さんです。
もう10年以上お手入れに来て戴いています。
恥ずかしながら、歯肉縁下歯石は、パノラマ写真に写るほど残っています。しかし、歯肉は歯石が触れない程引き締まっています。
顎関節も、下顎頭の形が変形していますが、症状は何もなく、治療の要望はまったくありません。
患者さんにとっての右上(画面左側)の白く見える金属冠は僕が10年前にいれました。
この患者さんは初め治療を嫌がって神経をとらせて貰えなかったことを覚えています。
結局「冷たいものがしみる」と訴えてから神経を取るまでに数ヶ月待ったこと、神経を取って「楽になりました」と感謝してくれてからやっと話を聴いて貰えるようになったのでした。

レントゲン2

2人めの紹介患者さんです。
この方で僕が治療した記憶がはっきりあるのは右上の奥歯1本だけです。多分、3~4本は治療したと思うのですが、記憶にありません。
第1号の患者さんと同じく歯石がレントゲン上に写っています。
詳しい解説は避けますが、僕も少なからずこの女性の健口維持に役に立っていると思っています。

レントゲン3

この患者さんは、ブログにアップしています。
http://blogs.yahoo.co.jp/jnznjdc/archive/2010/12/04

実は歯が多く残る患者さんには共通点があると思います。
それは、歯周が丈夫なこと。ムシ歯のリスクが少ないこと。
そして、過大な咬合力を持ち合わせていないことだと思っています。
この、冗漫なページをここまで読んで戴ける方なら解って貰えると思いますが、歯はエナメル質が摩耗や咬合で喪失してしまうと急に恐ろしいスピードで削れていきます。


第1号の患者さんの顎関節が変形しているのも右上5、6番の神経を取って金属冠にした原因もご自分の咬合力が過大だったためだと考えています。
実はこの咬合力、人生の最後の方で自分の歯を傷める大きなリスクになる可能性があるため40歳台からあとすごく気をつけて貰いたいと思っています。

この話題は DCSのページ をご覧下さい。

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