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「生活習慣病」という言葉がポピュラーになったのは、自分たちが、もう中年になり始めた頃ですから まだ十数年くらいじゃないかと思います。
それまでは「成人病」と言われていました。
「健口維持」の項目で、まず生活習慣を挙げるには訳があります。
この若夫婦が右のように子供を育ていくときに、世代に応じて色々生活の仕方を教えていく訳で・・・
当然、親から子へ生活様式は引き継がれます。
そしてそこにはかならず時代や戦争や核家族化など時代の流れで受け継がれるものに変化があります。
そして今、時代の変化はよほど頭の軟らかい人や若者しかついていけないほどすごいスピードで変わっています。
便利になっていいことづくめなのですが、その生活様式の変化は、確実に生活習慣病のもと。インターネットやテレビゲームの普及で、子供の遊びは変わってしまいました。
睡眠時間はどんどん短くなり、運動量が激減し、目の酷使により視力は低下、高カロリー食品の氾濫でカロリー過多、とまさに昭和の成人病の危険が子供時代から一杯です。
食べ物は欧米化が進みました。
もともと、日本食は、世界一のヘルシーメニューだそうです。
しかし、日本人は和食を捨て洋食を好む人が増えてきました。
理屈で言うと、パンよりもお米の方が腹持ちがいいし、食後の血糖値の上昇も緩やかです。
急激な血糖値の上昇は、すい臓に負担をかけます。
そして、一時的に高血糖の状態になるのです。(これが隠れ糖尿病とか予備軍といわれるもの。)
なぜ、高血糖がダメか?高血糖状態が続くと、血管の内皮細胞にキズがつくのです。
(これをグルコースアタックとか グルコーススパイクといいます。)
血管内皮がやられると、毛細血管から壊れ始めます。
全身の血液循環が生命を維持しています。
血管がボロボロになったら生きていけません。
だから、糖尿病が悪化すると抹消の血液循環が悪くなり足先が冷たくなったり、眼底出血から失明したり、腎臓の糸球体がやられて人工透析になったりするのです。
「糖尿病は、血管の病気」といえるのです。
他の生活習慣病についても、食習慣や喫煙など老化を促す習慣を断ち切ることが大事であることはわかりますか?
血管年齢ということを最近はよくいいます。
健康な生活習慣は、如何に若々しい血管を維持するか!といえるでしょう。
血液検査して成分のチェックも重要ですが、その血液を全身にいかに行き渡らせるかというのが若さを保つ秘訣になります。
世の中には情報が氾濫しています。
間違った知識に振り回されないように、ある程度は勉強してもらいたいと思います。
例えば、コラーゲンなんか幾ら食べても吸収されるとアミノ酸になるだけです。
アミノ酸から新しいコラーゲンを作って身体を維持するための栄養素(ビタミンなど)摂取や運動、新陳代謝を活発にするには・・・
・・・と、トータルに考えて健康を維持することが若さの秘訣です。
正しい知識を得て激動の21世紀を元気に生き抜いて欲しいものです。
・・・・・・・・なんやら たいそうな話になってきてもうた。
頭を冷やして、また書き直します。
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